仕事の質は「どう」ではなく「誰」とやるかで決まる マイケル・ジョーダンが至高の選手になれた訳

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もちろん、一生懸命に働くことは必要だ。見事な仕事ぶりをみせる必要はある。しかし、有形で、測定可能で、希少価値のある結果として出さなければ、意味がない。マイケル・ジョーダンは、優勝を手にしていなければ、史上最高のプレーヤーとはみなされなかっただろう。それには、「誰か」が必要だった。もし1人だったら、「どうやるか」にとらわれていたら、今の彼にはなりえなかっただろう。

「どうやるか」の考え方から、「誰とやるか」の考え方へ

ただし、この本のテーマはスポーツではない。自己改革であり、最高レベルのパフォーマンスと成功を収めることだ。最強に効果的な方法で、最大にしてベストな結果を生み出す方法について書かれた本だ。

私たちは、「どうやるか」を重視し、何事も1人で取り組むのがよいと教え込まれてきた。しかし、マイケル・ジョーダンのように、最高レベルの成功を本気で手に入れたければ、個人の素質やコミットメント、才能のレベルに関わりなく、「どうやるか」の考え方から「誰とやるか」の考え方へ転換する必要がある。今まで不可能だと思っていたこと、現状では想像すらできないようなことも実現できてしまうのは、チームワークと協力、これらによってのみである。

本書で伝えたいのは、成功レベルが上がれば上がるほど、結果を出す能力は「どうやるか」ではなく「誰とやるか」に左右されるようになるということだ。

どうやって目標を達成するかではなく、「誰と」仕事をするかを重視することによって、達成のレベルが劇的に向上する。その結果、時間、お金、人間関係、人生の目的という、私たちにとって重要な4つの領域で、自由度が劇的に増えることになる。

もしあなたが、ビジネスで、起業家として、本気で結果を出したいと考えているならば、大きくよりよい未来を思い描こうとすると、必ず直面する問題がある。今の自分では達成する方法がわからないということだ。未来を思い描くときに、多くの人が最初にすることは、「どうすれば(How)この目標を達成できるか?」と自問することだろう。

実は、これが最悪の質問なのだ。

次ページ生まれてからずっと、「どうやるか」を教え込まれた私たち
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