キーエンス「7つの数字」でわかる独自性とすごみ 高年収のほかにも注目すべき数字は複数ある

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年収の高さがよく話題になるが、凄みはそれだけではない(写真:尾形文繁)

2022年3月期は最終利益3033億円と過去最高を記録したキーエンス。工場の自動化システムであるFA(ファクトリーオートメーション)に関わるセンサーや画像処理システムを手がけている。

外部への情報発信が少ない企業だが、開示されている情報からその姿を浮き彫りにすることはできる。ここでは7つの数字から、キーエンスのさまざまな特徴を読み解いていきたい。

①2000万円

キーエンスがよく話題になるのが「年収」の高さだ。2022年3月期は最高益を記録したこともあり、従業員の年収(平均年齢は36.1歳)は2182万円と、3年ぶりに2000万円の大台にのった。

図表はflourishで作成

高年収企業として総合商社が知られるが、業界内でトップの伊藤忠商事でも1579万円(平均年齢42.2歳)。キーエンスの水準はそれをはるかに上回る。有価証券報告書をさかのぼってみたところ、キーエンスの年収が1000万円を超えたのは2000年度だった。

②50%

注目すべきは年収だけではない。50%を超える営業利益率も大きな特徴だ。利益率が驚異的に高いのは、顧客の情報を生かして世界発・業界初の商品を作る研究開発力に加え、自前の工場を持たず、生産は外部企業に委託するという、ファブレス経営を徹底しているからだ。

図表はflourishで作成

キーエンスの経営の原点は「最小の資本と人で、最大の付加価値を上げる」。これを徹底することで超高収益企業となっている。

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