「パパ大好き」への答え方で子どもの人生は変わる 自己肯定感を育むことで自分を認められる

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小さなチャレンジと成功を繰り返していくことでどんどん自信がつき、お子さんの自己肯定感は高まっていきます。本当はできるはずの挑戦をなしにしないよう、ぜひ理由を聞いてあげてください。

「無理」が口ぐせなら質問を重ねてリセット!

仕事をしていても「無理」が口癖の人に多く出くわします。

「こんなに少人数でやるのは無理」

「去年やってみてできなかったから無理」

「いつもは男性がやっていることだから、私がやるのは無理」

などなど、さまざまな理由をつけて、できないかもしれないことを避けようとしているのです。

特に日本人は「失敗はよくない」「失敗は恥」と考える傾向があります。だから親も「失敗させないように」と気を配り、「そっちだと難しそうだからこっちにしたら?」などと、失敗しそうな挑戦を避けさせるための誘導をしてしまいがちです。

子どもがかわいいからこその「失敗してつらい思いをさせたくない」という親心はもちろんわかりますが、その言動によって子どもは失敗を恐れるようになってしまうこともあるのです。

もしお子さんが口癖のように「無理」と言っていたら、「どうしてそう思うの」「なんで無理なの?」と聞いていき、「こうすればできる」という方法を見つけるサポートをしてあげましょう。

初めから「無理じゃないわよ」「こうすればいいじゃない」と親の考えを押しつけるのではなく、まずは子ども自身が「無理」をリセットすることを目指してください。そして、話しているうちに自分自身で解決法を見つけられればベストです。

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ウェルビーイングの観点からいうと、何かに挑戦して成功し、自分の成長を感じられたときに幸福度が高まります。そして「できるようになった」という自信は自己肯定感にもつながり、自己肯定感が高まると幸福度もさらに高まります。

子どもの心を安定させるためにも、子どもがたくさん挑戦できるような声かけを習慣化していきましょう。

なお、お子さんが「無理」とすぐ口にする場合は、親である自分のほうが無意識に「無理」と口にしている可能性がありますので、要注意です!

今回は「ありがとう!」と「やってみよう!」の心を育てる習慣をピックアップしてみました。

前野 マドカ EVOL株式会社代表取締役CEO

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まえの まどか / Madoka Maeno

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。IPPA(国際ポジティブ心理学協会)会員。サンフランシスコ大学、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)などを経て現職。幸せを広めるワークショップ、コンサルティング、研修活動およびフレームワーク研究・事業展開、執筆活動を行っている。システムデザイン・マネジメント学、幸福学の研究者である前野隆司の妻。2児の母。

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