アプリ利用で価値観変化、コロナ後婚活のリアル 婚活市場が激変、理想の人探しで底なし沼に

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嬉々として話すため、切り込むのも申し訳ないと思いつつ、「もっといい人がいた場合、今“いいな”と思って連絡を取っている男性はどうするの?」と筆者が尋ねると――。

「とりあえずキープというか。もっといい人がいて、その人とうまくいきそうだったらブロックかな。『やっぱりごめんなさい』とか伝えるのも、逆に申し訳ないし。アプリなんだから、そういうものでしょ」

是非もなし。ここに、「婚活市場を変えてしまった要因がある」と後藤さんは苦笑する。

「もっといい人がいるかもしれない」という心理

「私のところに、『なぜブロックされたのかわからない。何が悪かったのでしょう?』と相談される方もいます。利便性が高いことは悪いことではないのですが、「もっといい人がいるかもしれない」という心理が働くことで、同時進行で複数の異性とやり取りをしながら、底なし沼のように理想とする条件の人を探し続ける傾向があります」(後藤さん)

また、「無料」という設定が、リアルの婚活イベントに及ぼした影響も大きいと付言する。

「現在、婚活イベントやパーティーは、女性の参加費がデフレ状態になっています。無料のアプリを体験してしまった人にとっては、『なぜ数千円の参加費を払って、希望する異性と出会えるかわからないのに外に出かけなければいけないのか』と映ってしまう。そのため、女性の参加者を集めようと、女性の参加費を安く設定し、その分、男性の参加費を高くするという男女間での公平性に欠けた構造になっています。我々はそのような極端に男女差のある参加費設定のイベントは企画しませんが、コロナ禍を経て、そういった価格設定の婚活イベントが常態化してしまいました」(後藤さん)

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