「大丈夫!」受験生の親が言ってはいけないワケ 子どものやる気が上がる魔法の声かけとは?
「いつまでも親が起こしていいのでしょうか?」と質問されることがありますが、ぜひ気持ちよく起きられるような声かけで起こしてあげてください。朝は子どもはなかなか起きられないのが普通ですから、自分で起きさせようとすると遅刻してしまいます。親も子も気持ちよく「おはよう」と言って、1日をスタートさせましょう。
寒い冬は、靴下を履かせてから起こすこともありました。足が温かいほうが起きやすいですよ。「靴下を履かせるのは過保護」という人もいますが、気にしないでいいと思います。子どもが気持ちよく起きられるよう、手をかけてあげましょう。
様子がおかしいので理由を尋ねても答えてくれないとき
〇:話す気になったら話してくれる? いつでも聞くよ。話したら気が楽になるかもよ。いつでも話してね。
人間は楽しいこと、うれしいことなら人に話したくなりますが、イヤなことは口にしたくないものです。子どもの様子がおかしいので、「どうしたの? 何かあったの?」と聞いても答えてくれないときに、「言わないとわからないでしょ。早く言いなさい!」と怒るのはNGです。
言いたくないから黙っているのに、怒られるとさらに言えなくなります。だから、答えないことを絶対に怒らないでくださいね。心配かもしれませんが、「話す気になったら話してくれる? いつでも聞くよ」とか「ママに話したら気が楽になるかもよ。いつでも話してね」とだけ言って、話しかけてくるのを待ちましょう。
話しかけてくるまでの間、子どもの様子を観察することが必要ですが、腫れ物に触るように接するのはやめて、いつもどおりの対応に徹することです。
子どもの悩みは、勉強に関すること、友達関係に関することなどが多いです。勉強がわからなくて悩んでいるのなら、わからないところを具体的にして、一緒に解決する方法を考えましょう。
友達とけんかしたのなら、わが子の立場に立ちながら仲直りするためのアドバイスをしてあげるといいですね。ちょっと厄介で怖いのがいじめです。
いじめられているときにはなかなか言い出しにくいと思いますので、まずお子さんの様子を注意深く観察することが大切です。といっても、学校ではいじめられているのに家庭では明るく振る舞うこともあるようです。なかなか難しい問題なので気軽な態度を取るのはやめたほうがいいかもしれません。
様子がおかしい理由を子どもに尋ねても答えないからといって、すぐに学校の先生に相談するのは考えものです。先生に話すことによって、よりこじれてしまうこともあります。まずは他人に頼らずに、家のなかで親子で話し合って解決の方法を探るのがいいかもしれません。
そのときには親子の信頼関係が大切なので、親は徹底的に子どもの立場に立ち、子どもが話すことを否定せず、終始一貫して子どもの話すことに全身全霊で耳を傾けることです。
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