魅惑の「ブサかわ」芸術、仁阿弥道八の魅力 触れてみたくなる可愛らしさ

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笑いを誘う、下ぶくれのお多福

お多福がニヤリと笑う『色絵於福香合』は高さ7センチ。

「顔が上を向いていて、手のひらに乗せたとき、ちょうど視線が合うように作られています。決して美人ではありませんが、下ぶくれの福を呼び込む顔。鹿の子絞りの着物を着くずし、おおらかで笑いを誘います」

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『色絵於福香合(いろえおふくこうごう)』仁阿弥道八 江戸時代 19世紀 東京国立博物館 (写真:TNM Image Archives)

パカッとふたが開いて、中に練香が入るようになっている。

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