日本人がよく知らないロシア人の意外な「食生活」 前回のウクライナ危機で食品の質が劇的に向上

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ジョージアの首都トビリシでも団地の中庭が葡萄棚になっていたり、ワインを醸造する巨大な甕が首先だけ出して埋まっているのを見かけたりと、ワインが生活の中に深く根付いているのがわかります。

中央アジアの串焼きシャシリクについては、中央アジアの料理を出すレストランではメインディッシュとして欠かせないメニューですし、夏になると大きな公園にシャシリクの屋台が出ていたりします。具材は大体、牛、豚、マトンが多いですが、サーモンのシャシリクとか、店によってはチョウザメを焼いて出すところもあります。

日本人には抗い難い米料理「プロフ」

中央アジア風炊き込みご飯ともいうべき「プロフ」の話も避けて通れません。野菜や肉と一緒に炊き込んだ濃厚な米の味は、「米の民」である日本人にとって抗いがたい魅惑を放ちます。

本場ものは物凄い脂の量らしいのですが、モスクワなんかのレストランで出るものはかなりあっさり目に仕上げてあることが多く、日本人の口にも合うでしょう。

中央アジアの炊き込みご飯「プロフ」は豪快だ(写真:PIXTA)

それから中央アジア料理を出すレストランには、高い確率でカリャンシク(水タバコ屋)が居ます。食後のデザートタイムには水タバコも一緒に頼んでみると面白いかもしれません。

ロシアの女性は、かつて「30代になると別人になる」といわれていました。妖精のように美しかったのに、でっぷりと太ってしまうというのです。この点は男性も同じで、「樽のよう」と形容される、日本ではあまりみないタイプの太り方をします。

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