ひろゆきが「10秒で話せ!」と力説する納得理由 オチを先に言っても「ネタバレ」にはならない
まず結論を先に言う。そして、その理由を短く話す。それだけで、言いたいことが確実に伝えられるようになると思います。
聞いている人も最初に長々と理由を話されても、何が言いたいのかよくわからないですしね。
加えて、最初に結論を言うと「自分が伝えたいことの方向性」が、話している最中にブレにくくなります。
そんなことを踏まえての余談なのですが、つまらない話をする人が嫌われる理由というのは、話が長いからなのですね。
たとえどんなにつまらないエピソードだったとしても、ものすごく短ければ、「へー、そうなんだ」で終わるのに、話がつまらない人に限ってダラダラ喋り続けたりします。
話のオチを最初に言う
またもやポリコレ的にはよろしくない表現に抵触するかもしれませんが、女性の話というのは長くなりやすい傾向にあると思います。
「先週、あの人とあの人と一緒にどこそこへ行ったら、こういうことがあって、それでずっと欲しかったあれを見つけて買ったんだけど……」
たとえばこんな調子です。学生時代には、よく女友達の話につきあいました。
「そもそもこの話って、なんのために喋ってるの?」「オチはどこにあるの?」みたいなクエスチョンマークがいくつも頭に浮かんでくるのですが、どこかで面白い展開が待ち受けているかもしれないから、ちゃんと順を追って理解しておかなければ、と思って一生懸命に耳を傾けていると、「……で、すごく楽しかったの!」というような、オチも何もないところで急に話が完結してズッコケそうになったりします。
思わず「あ、そう。……で?」とつっこみたくなりますが、人間の心理としては、話につきあった時間が長ければ長いほど、面白いオチを期待してしまうところもあると思うのですね。
それを逆手にとって、僕自身は「話のオチを最初に言っちゃう」ということをよくやります。
オチだけ先に言ってもネタバレになるわけではなく、「え、どういうこと?」と相手が興味をもってくれるので、話しやすくなったりするのです。
これは原稿を書くときでも同じです。
僕は週刊誌の連載を10年以上続けているのですが、自分ではとくに意識していなかったものの、担当さんから「昔は理由から述べてオチ的に結論を書いていたけど、最近は結論を先に書くようになった」と言われたりしました。
たしかに、ダラダラと長い文字情報を読むのはダルいので、先に結論があったほうが読んでいる人もラクですよね。
これは、『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』(扶桑社新書)という遠い昔に出した書籍でもやったことで、最初に結論として「潰れないと思うよ」と話をして、その後ダラダラと理由を書いた感じでした。
結果としては、その書籍はそこそこ売れたりしたわけです。
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