プロは「自分の市場価値」をどう値付けているのか 個人と企業が対等な時代の「働き方&稼ぎ方」
齋藤:「ギブする」と本に書きましたけど、自分の遊休在庫を出すことで喜んでもらえることは多いですよね。空いている部屋を『Airbnb』に出したら思い出ができたと評判になった、みたいな。
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篠田:遊休在庫の中身を出して喜んでもらえる感覚はわかる一方、自分自身は進化して、出せる価値も増やしたいじゃないですか。齋藤さんはそれが自然にできている感じがするけど、どうですか?
齋藤:在庫を出すことでフィードバックがもらえて、結果として新しいものが入ってくるんだと思います。昔は遊休在庫を出したら在庫が減ってしまうような気がしていたけど、むしろ出せば出すほどより多くのものが戻ってくるんじゃないか、と思えるようになりました。
10年ぐらい前に増田宗昭さん(カルチュア・コンビニエンス・クラブ代表取締役社長兼CEO)から「たらいの水を手で押し出すとどこかに壁があるから絶対に戻ってくる」と言われたことがあるのですが、まさにそのとおり。
それに、ノウハウを出すことで人から追いつかれる可能性があるからこそ、その分「自分が進化しなきゃ」という感覚を持つこともできます。「負けちゃいられねー」ってファイトが湧いて出てきますね(笑)。
(構成:天野夏海)
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