ミツバサンコーワでは、連続する路面からの衝撃や雨風など悪条件にも耐える専用のドライブレコーダーを早期に開発。収録した映像を簡単にスマートフォンへと無線転送できたり、きれいな映像が記録できたりすることからVlogやSNSなどへの投稿にも使われている。
「バイクライフを一層楽しむため、ライディングスタイルに合ったライディングウェアを新調される方が多くなってきました。また、コロナ禍による1人キャンプも増えており、2輪車への積載可能なキャンプ用品の売れ行きも好調です」。こう語るのは、バイク用品の大手であるラフ&ロードスポーツの堀内由美子さんだ。
車両価格の安価な2輪車は4輪車よりも気軽に2台目が持てるとあって、愛車のバイクタイプに合わせてブーツやウェア、グローブなどを購入するライダーが増えている。
ライダーの安全を守るヘルメットやプロテクターの最新事情
バイクライフを末永く楽しむには安全面もしっかりと考えたい。全国2輪車用品連合会で事務局を担当する山中一成さんは、ライダーの胸部を護るプロテクターの必要性を語る。
「ライダーの死亡事故原因は胸部へのダメージが35%と割合ではいちばん高くなっています。これは頭部の33%と同じくらい高い数値です」とし、続けて「ヘルメットを被ることと同じように、これからは胸部プロテクターの装着も心がけてほしいです。現在、ライディングジャケットに内蔵できるタイプや、軽量タイプまでさまざまな胸部プロテクターが市販されています」と説明する。
ヘルメットも進化する。堅牢でありながら衝撃を吸収する筐体、そして強い力がかかっても緩みにくい顎ひもなど基本性能を高める最新のヘルメットに、先進技術が組み込まれる。
ヘルメットメーカーのSHOEIではヘルメット内部に透明の小さなスクリーンを内蔵し、そこに自車の速度や経路情報を映し出す技術を、過去のイベントに続いて今回も公開した。
4輪車での「ヘッドアップディスプレイ」(フロントウインドに情報を映し出す機能)に近い考え方で、ライダーの視線移動を少なくすることで安全なライディングに近づける。また会場では、エアバッグ内蔵型ライディングウェアが各社から市販モデルとして出展されていた。
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