続報!大塚家具、父娘「激突」の舞台裏 昨年初から両者の対立は抜き差しならかった

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取締役の大塚久美子氏(大塚家具インベスターズガイドより)

大塚家具では久美子氏が社長を突如解任された後、創業者の勝久会長が社長を兼ねている。久美子氏は勝久氏の長女で旧富士銀行出身。自社株買いをめぐる不祥事や業績悪化もあり、会長に退いた勝久氏の跡を継ぎ、2009年から社長を担っていた。

会社側は久美子氏の解任理由について、「消費増税の反動もあり、受注が低迷したことを受け、機動的な経営判断のために体制を変えた。経験豊富な創業者の下で意思決定したほうが適切である、と取締役会で判断した結果だ」と、説明している。

だが社内からは「勝久氏がほかの幹部に威圧的な態度を続けるなど、経営がどうしようもなくなったことが原因」との証言もある。勝久氏が、自ら出した経営案以外には不満をぶつけたり、自分の案に反対する幹部には過剰に圧力をかけたりした結果、経営陣が混乱したという。

会社側は「取締役会で決めた」と回答

一部では勝久氏の責任を問う声もないではなかったが、当時は「取締役会で理性的な判断ができなくなっており、創業者を守ることが会社を守ること、という意見が強かった」(関係者)。結果的に、内部統制の責任者である社長の久美子氏の解任、という方向に向かった。それでも役員陣は相当もめたようだ。

実際、解任が提案された2014年7月の取締役会では、議決権のない久美子氏を除く取締役7人中、5人が賛成する一方で、社外取締役の1人が反対、1人が棄権。最終的には解任が成立している。

会社側は勝久氏の独走などに対しては、「そういった事実の認識はない。取締役会できちんと決めてやっている」と反論した。大株主でカギを握るブランデスも、社長解任の理由を問い合わせているものの、明確な返答はいまだ受けていないもようだ。

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