「京急フェイスの原点」600形の攻めすぎた過去 登場時の座席が独特、運転士「関西系の車両」

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2005年以降のリニューアルで、ドア間のクロスシートは、側面の窓を背にしたロングシートに取り替えられた。4人掛けと2人掛けの座席がドア間にあった名残は、現在も側面の窓のピラー(柱)が左右対称でないところに見られる。一方、車端部のクロスシートや、乗務員室後ろで前方の景色が楽しめる「展望席」はいまも健在。これらの座席を狙って乗車する京急ユーザーは多い。

更新で現在の顔が完成

前面にスリットの入った車両形式の数字を入れるようになったのは1998年デビューの2100形が最初。600形も更新時に採用され、現在の顔が完成した。

600形「ブルースカイトレイン」。隣は1500形。アンチクライマーが残る=2021年12月(記者撮影)

また、車体を青く塗装した600形「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」(京急ブルースカイトレイン)が、羽田空港第2旅客ターミナルの開業を機に2005年から運行を始めた。羽田空港へのアクセス路線としての京急の利便性をPRしている。

600形は都営浅草線、京成線、北総線、成田スカイアクセス線に直通して成田空港まで走り通すことがある。かつて京成上野駅に乗り入れていた時期もあった。

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