資本主義維持のためにつくられる「余計な仕事」 効率化、合理化が進む中で無益な仕事が増殖

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働き方、生き方の根源を説く古典を紹介。

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意味のない書類作成など、必要性を疑問視する業務に取り組む人は少なくないだろう。

そんな仕事を「ブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)」と名付け、無益な仕事が生まれる理由を分析した本が、世界中で大きな反響を呼んだ。効率化、合理化が進む今の企業社会では、むしろブルシット・ジョブが増殖している。

論じたのは文化人類学者デヴィッド・グレーバー。日本でも2020年に翻訳書が公刊され、多くの共感を生んだ。私は同書の翻訳を担った一人でもある。

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