消え入りそうな「自己肯定感」を自分で高める方法 「スルータイム」を意識し、つらさを乗り越える

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自己肯定感が低い人は「自分はなにをしてもうまくいかない」「どうせ私なんて……」というように自信を持てず、ものごとをネガティブに考えてしまいがちです(写真:wavebreakmedia/PIXTA)
今、メンタルケアについて語るうえで、注目されている「自己肯定感」というトピックワードを見聞きしたことはありますか。「自己肯定」というと、やみくもにポジティブで、独善的なイメージを抱くかもしれませんが、いつもポジティブでいる心理状態が、かならずしも「自己肯定感が高い」というわけではありません。
「私は私のままで生きることができる」「自分の悪いところもすべて受け入れられる」、そう思える感覚を、「自己肯定感」と言います。本稿では自己肯定感の基礎をご紹介しましょう。自己肯定感が高まるとなぜいいのかを中心に解説していきます。
心理カウンセラーである中島輝氏の最新刊『人生が変わる! 自己肯定感を高める心のセルフケア大全』を一部抜粋、再構成してお届けします。

日々の習慣づけで安定したメンタルを手に入れる

突然ですが、あなたは今、自分をどれくらい大切にしていますか?

「なんだかモヤモヤした不安を感じている」

「毎日朝起きるのがつらくて、気分が上がらない」

「人と話したあと、なぜか心がとても疲れる」

深刻な状態ではないものの、なんだか気が落ち着かず、「いつもの自分と違うな」と変化を感じている場合、それはあなた自身が心のなかで助けを求めているサインかもしれません。

こうした心の変化の原因として考えられるのは、「自己肯定感」の変化です。自己肯定感とは、ありのままの自分を受け入れられる感覚のこと。

つまり、生きるための心のエネルギーそのものです。

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