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激戦地近い「ウクライナ南東部」写真家が見た光景 ロシア軍の砲撃を受けた原発の今は

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ロシア軍の侵攻地域に接する街

今回の戦争でロシアが最初に制圧した都市メリトポルがあるウクライナ南東部のザポリージャ州。激戦地マリウポリ方面へ向かう列車は、州庁所在地にあるザポリージャ第1駅までしか乗れなくなっている。この駅から南側30キロ地点に広大なロシア軍の侵攻地域があるからだ。

ザポリージャには赤十字の車列に守られながら、何とかマリウポリから脱出してきた住民たちがいた。さまざまな理由で故郷に戻ってきた成人男性はウクライナ警察によって駅の待合室に集められ、身分証と上半身を撮影されていた。

侵攻から1月あまりでロシア軍を押し返すことができた首都キーウとはまた違う戦況の厳しさを肌身で感じながら、筆者はここを拠点に取材の計画を立てることにした。

ウクライナ南東部の街、ザポリージャ。ロシア軍の侵攻地域と接しているため、いたるところにバリケードが作られている(撮影 4月14日)

ザポリージャは旧ソ連時代から電力供給と軍需産業の街として栄えてきた。1932年竣工のドニプロ水力発電所は、ナチスドイツの攻撃を受けながらも復活をとげた。ザポリージャに本社を置く航空機エンジンのメーカー、モトール・シーチ社は昨年「戦略的重要性」を理由にウクライナで国有化された。

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