Facebookは、まだ99%のことをできていない

デジタル広告の力が発揮されるのはこれから

Facebookのモットーのひとつ「This Journey 1% Finished (この旅は1%しか終わっていない)
今回が本連載の最終回となります。過去の記事もあわせてご覧ください。
第1回 高まる広告メディアとしての価値
第2回 ターゲットを絞った広告掲出が可能に
第3回 好みにあったニュースキュレーションを実現

 

私たちはいま、時代の変革期に生きています。少し古い話になりますが、日本では1960年代から70年代にかけてテレビが急速に普及しました。1953年に国産初のカラーテレビが登場し、1960年にカラー本放送が開始。そして東京オリンピックが追い風となって1976年にはカラーテレビの世帯普及率が94%に到達。それに伴い、マーケティングの主戦場は新聞やラジオからテレビへと移りました。これは、単純に媒体が変わっただけでなく、静止画と音声から動画へと、手法が変わったという意味でも大きな動きでした。

それから50年。今度はテレビからインターネットへの推移が進んでいます。アメリカでは、昨年ついにネット広告の売り上げ(4.28兆円)がテレビ広告の売り上げ(4.01兆円)を超えました。ここでの「テレビ」はネットワーク放送のみで、ケーブルやシンジケーションも含めた場合は6.6兆円に達するため、まだまだ差はありますが、それでもかなりの勢いで追い上げていることは間違いありません。

デジタル広告のメリットとは?

日本ではアメリカと事情が大きく異なり、デジタルの広告費はまだテレビの半分程度です。しかし、メディア接触時間ではデジタルの割合が年々増えていて、世 代によってはすでにデジタルがテレビを追い抜いています。広告費でもテレビを超えられるかはわかりませんが、今後デジタルがより重要性を増していくのは間 違いないでしょう。

デジタル広告にはさまざまなメリットがありますが、他のメディアとは異なる難しさもあります。「インターネット」というのはデータが流れている空間であって、放送電波のように、それ自体に直接触れることはできません。つまり、インターネットを利用するには何かしらの端末(デバイス)が必要になるということです。

次ページカスタマージャーニーがより複雑に
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
日産 危機の全貌<br>ゴーン追放 修羅場が迫る

19年間トップに君臨したカルロス・ゴーン氏が失脚。逮捕、そして解任という前代未聞の事態は実は序章にすぎない。カリスマの追放で日産自動車はこれからどうなるのか。日産に渦巻く危機の全貌を探る。