世界最大の実名制ネットワークであるFacebookは、人を中心に設計されています。つまり、使っている端末が会社のPCであろうと自分のスマホであろうと、使用者が同一人物であることが識別できるわけです。
2014年10月には、以前買収した広告プラットフォームAtlasが再リリースされ、マルチデバイスにおける広告の配信や測定の課題を克服し、オンラインキャンペーンとオフラインの活動を関連づけることが可能になりました。デバイスをまたいで広告効果もより正確に測定できるため、広告の効果や価値に透明性が生まれるのです。
広告は、邪魔なもの、うっとうしいものとして見られることもありますが、そうである必要はまったくありません。マーケティングの透明性や効率を向上させていけば、本当に役に立つ、喜ばれる広告ばかりにしていくことだってできるでしょう。Facebookが目指している「よりオープンで、よりつながった」世界には、企業と消費者をつなぐ広告にも居場所があるはずです。
やるべきことの1%しか終わっていない
今後もさまざまな施策を打ち出していきますが、その先に見据えているのはナレッジエコノミー(知識経済)の確立です。有限の天然資源に頼っていては、いつまでもゼロサムゲームのままですが、情報や知識は無限に共有することができます。世界中の人々がつながり、共有していけば、文殊の知恵どころではありません。実にさまざまな可能性が広がっていきます。
最後に、Facebook社内で行動の指針として掲げられているフレーズのひとつを紹介しましょう。
「This Journey 1% Finished(この旅は1%しか終わっていない)」
私たちがやりたいこと、できること、やらねばならないことは、まだ1%しか終わっていないのです。Facebookの挑戦は続きます。
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