東洋経済オンラインの読者の皆様、こんにちは。Facebook Japan代表取締役の岩下充志です。
このたび、この場をお借りして、インターネットのモバイル化や、情報流通量の増加で重要性が高まっているパーソナライゼーション、そしてマルチデバイス化によって注目を集めているデータに基づいたアドテクノロジーなどについて紹介します。そして、いくつかの観点から、日本のマーケティング市場がどのような状態にあり、その中でFacebookがどのように動いているのか、数回にわたってご説明をしていきます。どうぞよろしくお願いします。
第1回では、私の簡単な自己紹介、Facebookの現状、日本の広告業界のトレンドなどをお伝えしたいと思います。
Facebookには3つのPがある
私は電通の広告営業マンとしてキャリアをスタートし、その後ボストン・コンサルティング・グループのコンサルタント、日本マクドナルドのCMO、インターブランドジャパンの社長として経験を積んできました。Facebookを選んだ理由は、一言で表すならば「Why not?」、つまり、選ばない理由がなかったからです。
より具体的には、Potential、People、Partyという、「3つのP」に惹かれたからです。Potentialというのは、Facebookに秘められたメディアおよびビジネスとして可能性のことで、Peopleは、CEOマーク・ザッカーバーグやCOOシェリル・サンドバーグを始めとする、世界中から選りすぐられた才気溢れる人たちと一緒に仕事ができるということ。そして最後のPartyは、世界を変えてやるんだと、楽しみながらも真剣に打ち込んでいるFacebookの面々から伝わってくる熱気と興奮のことです。5年経って振り返ったときに「あのときのFacebookは異常だった、すごかった」と思える状況に見えたのです。
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