社会人大学院で「生涯の同志」得た41歳男性の青春 涙や退社伴う「大人の自分探し」の末に得たもの

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國則:コロナ禍で始まったこともあり、正直、最初はどうなるかと思ってましたが、逆に関係性が濃くなったと思います。zoomでお互いの顔を知ってる人たちと実際に会えた時は、思わず「わー!」となっていましたから。

卒業後、まん防が解除されて飲み会をした時には「一生の友達だね」「生涯の同志だね」「この2年間は青春だったよね」って言い合っていましたね。

ビジネス面でも数多くの収穫が

角田:一生の友達を得られた……という時点ですでに大収穫な気もしますが、学び直しを経たことで、絵本ビジネスに影響ってありましたか?

國則:めちゃくちゃありました。そもそもの話をすると、サービスを始めた時は正直、そこまで強く「このサービスを広めよう」とは思っていなかったと、今は思います。もちろん広め方を知りたくて入学したのは事実ですが、心のどこかでは「いいものができたら、自然と広まるだろう」という気持ちがあったんです。

角田:なるほど。ある意味、クリエーターが持ちがちな考えかもしれません。

國則:でも、入学後は明確に「スケールさせよう」と思うようになりました。先生やクラスメートとの日々の壁打ちの中で、「大切な人との心を、絵本でつなぐ」というビジョンや、「絵本を贈り合う文化を作る」というミッションを明確にすることができたんですね。

そして、いざ「文化にする」ことを考えた時に、「スモールビジネスでは、そんなことは絶対に無理だ」と考えるようになって。

角田:そこで、「サービスを広める」気持ちが確固たるものになったんですね。

國則:その結果、物事の見え方も変わっていきました。たとえば、学び直す前の自分には「上場」とか「IPO」といった言葉は、イメージのわかない言葉でした。少なくとも、自分の人生には関係ないよなって。だけど、学ぶなかで、サービスを広める手段のひとつとして「上場」という手段があることを知った。

……正直なところ、以前の自分は「上場って、どうせお金目当てでしょ」という気持ちもあったんです(笑)。

角田:僕も、國則さんの話を聞くまでそう思ってました。上場、上場って言ってる若い人を白い目で見てたというか。

國則:僕も、受託制作業だけを続けていたら、自分の人生にそんな考えが出てくるとは思わなかったでしょう。

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