意外!これが米アパレル売上高ランキングだ

C・クラインなど有名ブランドの保有企業は?

5位のPVHは買収を繰り返して大きくなってきた企業だ。2003年に「CALVIN KLEIN」(カルバン・クライン)、2010年に「TOMMY HILFIGER」(トミー・ヒルフィガー)を買収。そして2013年には、カルバン・クラインのジーンズ及びアンダーウエアを手掛けるワーナコ・グループを買収して、同ブランドのカテゴリーをすべて手中に収めた。

2015年秋からは、テニスプレーヤーのラファエル・ナダル氏がトミー・ヒルフィガーのグローバル・ブランド大使に就任する予定だ。設立は1881年と、ランキング内企業の中では最も古い。

年商8000億超ブランドに成長した「R・ローレン」

6位のラルフ・ローレンは、ボロプレーヤーのロゴでおなじみだろう。現在は高級スーツやポロシャツなど、アメリカン・トラディショナルの代表的存在だが、スタートはネクタイだ。ネクタイの営業マンをしていたラルフ・ローレンが、1967年に幅の広い高級ネクタイの「POLO」(ポロ)ブランドを立ち上げたのが始まりだ。それから47年、買収の波に飲み込まれず、デザイナー自身の名を冠した社名を維持し、売上高8000億円を超えるブランドに成長させた。

7位のコーチも女性なら誰もが知るブランドだろう。「手の届く高級品」というイメージ作りで、日本でも若い女性に人気だ。コーチといえば女性用バッグが有名だが、コートやジャケットの種類も豊富だ。男性用のバックやウエアも扱っている。

  8位のアバクロンビー・アンド・フィッチは、「アバクロ」として知られ、ティーン向けブランドを展開する。同社は、CEOのマイク・ジェフリー氏が「デブはアバクロの服を着なくていい」と公言し続けていたことでも有名。しかし、同氏の発言に対する反発や、若者のアバクロ離れが進み、店舗の閉鎖が相次いでいる。大きなロゴが入った服が時代遅れになってきたというともあるようだ。そのため、米国内で販売するものについてはロゴを外すといった措置や、Lサイズより大きな服も作るといった方針展開を打ち出している。

9位のマイケル・コース・ホールディングスは、メインブランドの「MICHAEL KORS」(マイケル・コース)を筆頭に、姉妹ブランドの「MICHAEL MICHAEL KORS」(マイケル・マイケル・コース)、「KORS MICHAEL KORS」(コース・マイケル・コース)ブランドを展開する。セレブリティにも人気のブランドだ。前述のミランダ・カーも愛用者一人。日本でも店舗が多くあり、「MK」ロゴ入りのバックは町でよく見かける。

カジュアルウエアを扱う10位のアメリカン・イーグル・アウトフィッターズは、2012年ごろに日本で出展を開始して以降、各地で急速に店舗をオープンしている。価格帯がリーズナブルなため若者に人気がある。18歳から25歳を対象としたレディースインナーブランドの「aerie」(エアリー)の知名度も上がってきているようだ。

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読売新聞主筆として93歳の今も、社論をまとめる要の役割を果たしている渡邉恒雄氏。安倍首相と定期的に会食するなど、なお政治のキーマンでもある。歴代の首相を知る同氏は現在の政治とメディアをどう見ているのか。本誌編集長がインタビュー。