原因はただ一つで、電気の使用量が増えたから……ではまったくない。このところの原油高の影響で、ずっとマイナスだった「燃料費調整額」が一気にプラスへと転じたからだ。
その影響で、初めて200円超えとなった2月の電気代は212円。3月は221円。おお上がってる上がってる! ちなみに今月の燃料費調整額はプラス14円だった。これからは戦争の影響ももっと深刻になってくるだろうから、もしかして電気代300円超えなどということもあるかもしれません。
物価上昇も馬耳東風
というわけで、ヒャアこれは本当に世界は激動しているのだなあとヒシヒシと実感せずにはいられないわけなんだが、ふと我に返るとですね、こと自分のことだけを考えた場合、もうまったく「だからどーした」という話なのであった。
だって結局のところ、月の支出がこれまでより50円ほどアップしたというだけのことなのである。家計全体から見れば影響ゼロと言っていい。
ガス代も上がっているそうだが、わが家はそもそもガス契約をしていないので、これは正真正銘影響ゼロである。車も持っていないのでガソリン代上昇の影響もない。
こうしてみると、激動する世の中からポツンと切り離されている感満載である。
それだけではない。
このところ、原油高や円安に伴い、電気代などにとどまらずあらゆるものが値上げしていることが社会問題になっているが、ふと気づけば、そのどの「値上げ」の影響も受けていないのである。
食費で言えば、そもそも基本的に「ご飯・味噌汁・ぬか漬け」で生きているので、今のところ特に変わったことはない。いつも買っている岩手のコメの値段はまだ変わっていないし、味噌も、豆腐屋でタダ同然のおからを使って「手前味噌」を手作りしているので影響ゼロ。
ただ大豆や油が値上がりしてるので、豆腐屋はかなり大変そうなのが気がかりだ。個人的には無理せず必要経費は価格に転嫁してほしいと思っている。そもそも1丁150円の世界の話なので、値上げしたとて「わが家計に影響」と騒ぐほどのビックリ価格ではなかろう。
何しろ、そもそも日の食材費がマックス500円の人間にとっては、燃料費や輸送量などで食品の値段がそれなりに上がったとて、結局のところそれが550円とかになるという話にすぎず、深刻なことにはなりようがないのである。
その他のものに関しても、そもそも「買う」という行為をほとんどしないのだから影響を受けようがない。洋服も買わないし化粧品も買わないし家電製品も買わないし消耗品も買わないとなれば、当たり前のことだが、その値段がどうなろうが馬耳東風だし、チリも積もれば山となるのだろうが、チリが存在しないのでは山になりようがない。
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