30代はまず家計を見直し、大イベントもこなせるような基盤を。
金融資産拡大の基盤を固める
一般的に、30代は結婚、出産、住宅購入など、人生のイベントがとても多い。イベントに関する費用について決断を迫られる時期ともいえる。
大きな額が必要となることから、準備しておきたい人生の3大資金が、教育資金、住宅資金、老後資金だ。老後資金を使うのは、30代ならまだ先だから、貯めるための時間は十分にある。
子育ての費用は、子どもが生まれてから約20年にわたる長丁場で必要となり、成長とともに衣食代や、最近はスマートフォン料金なども含めて養育費が増えていく。
しかし、授業料などの教育費として、まとまった資金が必要になるのは、小中学校から私立に進学させる選択をしないなら、大学などの高等教育においてだ。子育ての仕上げの数年間が最も家計への負担は大きい。つまり、これも実際に大きな資金が必要になるのは30代の場合もう少し先になる。
この2つよりも前に使うことになるのが住宅資金である、という家庭は多い。長期固定金利の住宅ローンである「フラット35」利用者に対する調査によれば、最も利用者が多いのは30代で4割を占める。次が40代で3割弱となっている。
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