史上最高値に進む大活況の米国株への投資に挑んでみよう。
米国株投資を始める個人投資家が急増している。時差や為替相場の影響、情報不足などを理由に参入をためらう投資家が多かったが、米国株の目覚ましい上昇と取引ツールの進化が投資のハードルをぐっと引き下げた形だ。
新型コロナ禍に揺れた2020年、先進国市場では米国株の躍進が目立った。11月24日にダウ工業株30種平均が史上初の3万ドル台に乗り、IT銘柄が主力のナスダック総合指数は昨年末比で34%高と大幅に上昇し、世界最大の経済大国の実力を見せつけた。
長期的にみても米国株の騰勢の強さが際立っている下図は1999年末を100として今年11月17日までの日米株価を並べたものだ。
日経平均株価はこの20年で37%上昇したが、東証1部全銘柄の株価を反映する東証株価指数(TOPIX)は0.7%高とほぼ横ばいだ。上手に銘柄を選別しない限り、20年越しの長期投資でも元本がほとんど増えないということだ。
一方、ダウは約2.6倍に上昇し、ナスダック指数は3倍近い上昇ぶりだ。これほど力強く上昇するマーケットを投資家が指をくわえて眺めているはずがない。
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