家庭ではよく子どもがテストの答案用紙が返されると点数が気になり、問いただします。そして点数が思わしくないと怒る親も少なくありません。嫌味を言うこともあるでしょうね。「だから日頃からもっと勉強しなさいと言っていたのに!」「あなたのお兄さんは、こんな点数取ったら泣いて悔しがったわよ」「誰に似てしまったのかしら。お母さんの育て方が間違っていたのかもしれない」などです。
感情的になる気持ちもわからなくはないですが、子どもは親の言うことを(予想以上に)よく聞いているものです。ぽっきり心が折れて、やる気そのものが薄れていってしまいます。
障害物にいちいち凹まない、ブレない心を
大切なことは原因分析であり、よくても分析、悪くても分析です。子どもがまだ小さければ子どもと一緒に行い、そうでなければ、原因分析という思考方法を教えて子ども自身でやらせることです。そうすると、点数による一喜一憂ではなく、問題点の解決という積極的視点に焦点が移動します。視点が移動すれば心がブレずに、前向きになっていきます。
絶対積極という考え方は、勉強のときのみならず、人生においても有効的な考え方です。勉強においても、人生においてもトラブルは付きものであり、順調にばかり進むわけがありません。必ず障害物がやってきます。そのときにいちいち反応して、心をアップダウンさせても意味がありません。まして、親がいつも振り回されていると、子どもは親の反応に敏感なので、すぐブレていきます。
トラブルが起きたら、「よしやっと来たか。これでまた成長できる!」と思って、さっさと解決させていきます。心がこのように前を向いていると、トラブルをマイナスに感じるレベルが軽減されていくのです。このような心の状態を、日常生活の些細な出来事で習慣化させていくと、勉強のときでも絶対積極という最強マインドが当たり前になっていきます。
子どもの心を絶対積極化させることを通じて、親も同時に、この最強マインドを身に付けてみてください。様々な場面で大きな効果が出るはずです。
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