1円家電のカラクリ 0円iPhoneの正体 坂口孝則著
家電量販店などでパソコンやゲーム機などを「1円」で売っているのを見る機会が増えた。それでは小売店は赤字だと考えるのが普通だが、実はメーカーから値下げ分の補助金をもらい、利益を確保していたりする。あるいは、商品を1円で販売しても、実際にサービスを受ける際の追加コストで利益を確保する。
家電量販業界に顕著なこうしたビジネスモデルは「逆転経済」と呼ばれる。この現象は一見、消費者に得なように見えるが、労働者の賃金の引き下げへと跳ね返るため、現実は労働者=消費者が負担していたりする。
バイヤー兼調達・購買業務研究家である著者が、「逆転経済」の利益構造の仕組みの解明と功罪を考察する。
幻冬舎新書 777円
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