過渡期を迎える日本のキャラクタービジネス。キャラクターが乱立する中、ディズニーの実力は?
日本のキャラクタービジネスは、テレビ主導型と商品主導型に大別できる。前者は、人気のあるコミック作品などを映像化し、テレビ放送で露出を図り、商品化を行うものであり、通常、放送終了後には商品販売も終了する場合が多い。
後者は、店頭におけるキャラクター商品自体がメディアとなり、商品購入につながるケースだ。ハローキティやリラックマのような、商品化を目的に開発されたキャラクターのほか、絵本などから生まれたキャラクターも後者の場合が多い。
こうした日本のキャラクタービジネスは、デジタル化が進展するメディア環境の変化と、チェーン化が進む流通環境の変化などに伴い、ここ数年、過渡期を迎えている。テレビのパワーが減退する一方で、大型家電量販店の出店ラッシュに象徴されるように流通はマス化、結果として売り上げが予測しやすい定番キャラクターに集中している。特に未就学児や小学生層では、「ポケットモンスター」や「アンパンマン」などに集約される傾向が見られる。
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