日本では2011年にBSデジタル放送のチャンネル数が拡大する。地上波と同様、BS放送が11年7月にアナログからデジタルへと完全移行するのに伴う措置だ。
今年6月、総務省はその新規チャンネル免許の割当先を発表した。申請した29社・団体のうち、割り当てを受けたのは9社・団体。ディズニーも申請社の1社だったが、割当先にその名前はなかった。

無料モデルがネックに
ディズニー落選の理由は、広告収入を前提とした無料モデルにあったといわれる。BSデジタル放送は現在12チャンネルが放映されているが、無料放送を実施している民放のBS局の現状は厳しい。多くは黒字化こそ果たしているが、TBSの358億円(09年3月末)など、巨額の累積赤字を抱えている。地上波すら広告収入の大幅減に直面する現状では、広告出稿はBSにまでなかなか回らない。総務省は免許認定に際して、事業の収益性を重視。実際、割り当てを受けた9社・団体のすべてが、有料放送での申請だった。
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