ディズニーにとって日本は米国に次ぐ第2の市場。消費低迷をものともせず、今一段の攻勢をかけている。
全社を挙げて1つのキャラクターを盛り上げるディズニー。裏には綿密な長期戦略があった。
「顧客は、愛すべきキャラクターとの接点を欲している。できるだけたくさんの機会を提供し、満足させることが、ビジネスの拡大につながる」(ウォルト・ディズニー・ジャパンでマーケティングを担当しているシェイクスピア悦子氏)。力のあるキャラクターに対して、すべての事業分野を連動させ、横ぐしでビジネス機会の最大化を図るディズニーの手法は、ここ日本でも実践されている。
こうしたキャラクターやコンテンツをディズニーでは「フランチャイズ」と称し、「今年フォーカスするフランチャイズはスティッチ」と言えば、すべての部門がスティッチを世に送り出すあらゆる策を施す。今年のテレビシリーズ開始前には、都内で大規模なプロモーションを実施したほか、ウェブサイトやモバイルでもキャンペーンを連動。グッズのラインナップも強化しながら、小売店での販促活動も積極化。ゲームソフトの発売も控える。
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