誰もが目にするディズニー商品。ディズニーとライセンス契約を結ぶ日本企業は多い。なぜ提携に踏み切るのか。そのホンネを探った。
食品メーカーから、金融、家電まで。ディズニーと提携・ライセンス契約を結ぶ日本企業は多岐にわたる。「ディズニーのロイヤルティは他社と比べて高い」と言われる中、なぜこれほどまでに、ディズニーに吸い寄せられるのか。
クレジットカード最大手のジェーシービー(JCB)。同社は昨年、提携カード「ディズニー★JCBカード」を発行した。ディズニーとの提携カードは米国以外、初の試みだ。
狙いは顧客の囲い込みにある。「今やカードを2枚以上持つ時代。メインカードにならなければ採算がとれない」(JCBブランド事業統括部門ブランドマーケティング部の武井拓哉次長)。その中で特徴となるのは付加的なサービス。同カードはキャラクター付きのカードデザインを始め「ディズニー好きなら使いたいと思わせる」(同)特典を付ける。
実際同カードの利用頻度は想定以上に高く、1枚当たりの年間利用額は他のカードに比べても高い。同社はそのほかにもディズニーと広範な提携関係にあり、さまざまなキャンペーンでディズニーを活用する。
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