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成果を上げるコーチングの鉄則 人材育成のための必須スキル

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コーチングとは、対話を通じて目標達成に向けた自発的な行動を促すための技法である。米国では、スポーツのコーチは技術を直接指導することよりも選手との対話によって「気づき」を与えることに重きを置いていると聞く。それと同じで、対象者が自らの行動を変え、パフォーマンスを上げるように働きかける取り組みがコーチングだ。

その重要性は日本企業でも広く認識されるようになった。役員全員にコーチをつけたり、年間で数百人の管理職にコーチングを行うような会社も出てきている。

われわれのようなプロからコーチングを受けた課長が、自分の部下である係長にコーチングを行い、さらにその係長が若手に……といった流れが形成されると、社員の能力開発に大きな効果がある。管理職にとって非常に有用なスキルであるコーチングについて、簡単に紹介したい。

部下の能力発揮は上司の「質問力」がカギ

ひたすら相手の言い分を聞く「傾聴」とコーチングは違う。あくまで目標達成のために能力開発を行うことが目的だ。適切な質問を投げかけることで、対象者が自ら問題を解決する力を獲得するようにしなければならない。そこでカギになるのが、コーチングを行う側の質問力だ。

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