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独立系投信 真の実力 優勝劣敗が明確に

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販売金融機関が介在しないため、購入手数料をゼロに抑えられるのが魅力の「独立系投資信託」。運用会社の数は現在8社を数える(表1)。既存の金融機関と資本関係を持たず、自社運用ファンドを投資家に直接販売するという手法で、個人投資家の間で人気が定着している。ただし、最近は優勝劣敗が明確になってきた。

[表1]
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独立系投信の中で最も純資産総額が大きいファンドは、さわかみ投信の「さわかみファンド」だ。一般的に投信の規模は、ファンドに組み入れられている資産の時価総額を示す純資産総額で測られる。この時価総額を発行済み株式数とほぼ同義の受益権口数で割ると、投信の値段を意味する基準価額になる。

独立系投信の先駆けで1999年8月に設定されたさわかみファンドは、トヨタ自動車、ブリヂストンなどの日本株に投資し「バイ・アンド・ホールド」の長期保有を運用方針の基本とする。純資産総額は2015年末時点で2960億円と断トツ。日本株でのアクティブ運用タイプ(日経平均株価など市場のベンチマークを上回る運用成績を目指す運用手法)の投信全体でも、フィデリティ投信の「フィデリティ・日本成長株・ファンド」、ニッセイアセットマネジメントの「JPX日経400アクティブ・プレミアム・オープン」に次ぐ3番目の規模を誇る。

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