専門家の間では弱気論も目立つ2016年の日本株市場。年初から先行き不透明感が漂うが、下落局面はうまくしのげば安値を拾うチャンスに変わる。株式運用資産額が1億円を超え、ネット上で著名な「勝ち組投資家」たちは今年の計略をどう練っているのか。
専業投資家のDAIBOUCHOU(だいぼうちょう)さんは、16年相場を期待込みとしつつ強気で見ている。日経平均株価は1万8000円前後が下値となり、上値は2万5000円もありうるとの見方だ。投資チャンスは十分にあると考える。
『会社四季報』などを使って企業の業績をチェックし割安株に投資するスタイル。いちばん重視する指標はPER(株価収益率)だ。業績などから今後の利益動向を読み、5年後のPERを予測して現状の株価が割安だったら買う。
「低PER銘柄は株価上昇余地が大きい。株価が2倍になっても、ようやくそこでPERが通常の水準になるなど上昇が長もちする。PERを見れば夢が広がる」
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