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寺院と業者との深~い関係 遺族には知られたくないお布施の話

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墓地開発は寺と業者がタッグを組む。そこに怪しげなおカネが絡むことも(写真はイメージ)(撮影:吉野純治)

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「3日後が通夜、その翌日がお葬式ですが、空いていらっしゃいますか。場所は千葉市××区です」。埼玉県に住む大手宗派の僧侶Aさん(30代)は、僧侶派遣を行う業者からこうした電話を週に2~3回は受ける。

月に5~6回は派遣の僧侶として通夜や葬儀、四十九日の法要に出向く。登録しているのは、消費者に葬儀会社を紹介(葬儀仲介)する業者だ。葬儀仲介業者は業務として僧侶派遣をしている会社もある。登録している僧侶は1社当たり数百人以上。有力宗派ならばほぼ対応できる体制ができている。

都会では菩提寺を持たない人が多い。もし葬儀の施主となった場合、昔ならば人のつながりで僧侶を探したかもしれないが、今では僧侶派遣に依頼すればよいと考える人が多くなった。この15年ほどですっかり浸透し、「首都圏の葬儀は2~3割が派遣の僧侶ではないか」と話す葬儀業界関係者もいる。

Aさんの派遣先は埼玉県内にとどまらない。関東一円が対象で、自ら車を運転して出掛ける。

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