出世のためなら三千里!外資系で「上る」技術 誰もが、上司のために働いている!!

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

なんということでしょう。偉い人は若い女の子にそんなことをしてもらって大興奮です。

彼は言いました。

「なるほど! しゃぶしゃぶっていうのはこうやって、女の子に食べさせてもらえるシステムなんだね!」

そんなわけない。

間違った日本文化の刷り込みです。

しかし、その方はその夜、ジャパニーズ「あーんシステム」を堪能されていかれたわけでした……。

そしてしばらくして、その先輩は異動届を出しました。異動先はその偉い人がいるロンドン支店、見事採用です。

日本の外資系から海外へ異動することは至難の業です。異例の大出世と言えます。

それを見た私は思いました。

ロンドンの異動は彼女の実力もあったでしょう。しかし、決め手はあのしゃぶしゃぶあーんではないのか?

しゃぶしゃぶであーんすれば、ロンドンに異動できる?

うん!

私には無理だな!

と、これが私がこの会社での出世をあきらめた瞬間でした……。

そうです、出世できる人というのは、

① 自分を前面に出せる人

であると同時に、

② 上司に媚びることができる人

だったのです。

そこに恥も外聞もありません。

次ページ「俺だよ、俺のために働いてるんだよ」
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事