アラサーのための戦略的「人生相談」--不毛な会議ばかりで、時間が浪費されます
例えば、同じことを目指すといっても、2年後か3年後か、どのぐらいを目指すかで違うかもしれない。一つの案件を決めるのに、実は勘案しないといけない部分はさらっと20個ぐらい出てくるんです。本当に精査していくと100個ぐらい出てくるわけですね。それが全員同じなんてことはありえないわけ。
佐藤:そうですね。
広瀬:いずれにしても、自分が思ったことをどういうふうに伝えると、皆が受け入れやすいかを考えることが大事です。これは言葉の問題なの。皆が納得する言葉を、共通の言葉としてそこに提示するかってこと。
■朝まで生テレビで実践したこと
今の会議は、とてもくだらないことにエネルギー使っているでしょ。A社とB社が一緒になって、これからうまくやろうよっていうときに、何の成果も生まないところにエネルギーと時間をかけているわけですよね。
それは2つ理由があります。
1つは情緒的な問題。その対策は簡単です。「会議は愚痴を言い合う場ではありません。情緒的な問題は排除します」ということを事前に合意しておくんですよ。少なくとも、今日のこの会議のメンバーはどういう目的で集められたか、成果の定義は何か、ということは事前に規定しておかないといけません。
何かを決定する会議なのか、情報を共有する会議なのか、あるいは、みんなに言いたいこと言わせようっていう会議なのか。結論を出すための会議だったら、結論を出すために不必要なことはやめましょうって最初から言っておくんですよ。