大日本印刷が電子書店サイト「honto」をリニューアルオープン

大日本印刷が電子書店サイト「honto」をリニューアルオープン

大日本印刷は11月25日、約3万点のコンテンツをそろえた電子書店をリニューアルオープンした。

新サイトの名称は「honto」(http://hon−to.jp/)。大日本印刷が2001年より直営で展開するパソコン、アイフォーン向け電子書籍販売サイト「ウェブの書斎」を全面リニューアルし、7月時点で1万5000点ほどだったコンテンツ数を拡充したほか、グループのオンライン書店bk1との相互連携や検索機能の強化など、新機能を大幅に追加した。

「honto」のネーミングは、人と「本と」の出会いを自由自在にする存在、「本当のこと=真実のこと」を見つけてもらう存在、といった意図を込めたという。

新たに追加された主な機能は、オンライン書店bk1との連携、検索機能の強化、レコメンド機能の強化の3つ。

このうち、bk1との連係については、電子書籍コンテンツの販売ページから、「紙の本を買う」をクリックするとbk1の該当書籍販売サイトに行き、そこで書籍を購入できるというリンク機能が追加された。また、検索、レコメンド機能の強化ということで、出版社別、作家別検索が可能になったほか、売れ行き好調の書籍が上位に表示されるといった機能も拡充された。

現時点でのコンテンツは、文芸、コミック、実用書が中心で、文芸が2万3000点程度。当初は10年秋時点で約10万点のコンテンツをそろえる予定だったが、端末の開発スケジュールが全体的に後ろ倒しになっていることも影響し、コンテンツの集まりも遅れているようだ。11年春時点で10万点のコンテンツをそろえる予定だという。

今回のリニューアルでは、従来のパソコンやアイフォーン対応以外に、アイパッド対応機能が追加されたが、今後はアンドロイド携帯やほかの読書専用端末など、あらゆる端末に対応したコンテンツの販売を予定している。

そのほか、電子書籍で事業提携をしているNTTドコモとの連携サービス開始、現在の電子書店とオンライン書店のbk1、傘下にあるCHIグループなどのリアル書店を統合したハイブリッド型書店の構築などをすすめる計画だ。こうした取り組みにより、かねてより発表している「電子書籍関連事業で5年後500億円」の売り上げ目標の達成を目指す。

電子書籍をめぐっては、複数のプラットフォームが誕生しつつある。たとえば、ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社による事業会社「ブックリスタ」は、年内のオープンを目指し最終準備を進めている。年明け以降も、さまざまな端末の発売が予想されるなど、電子書籍関連の動きは加速しそうだ。
(島 大輔 =東洋経済オンライン)

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