東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #「お金で損しない」森永康平のマネーリテラシー講座

「18歳のおカネ」成年年齢引き下げで狙われる危険 4月から「未成年者取消権」が使えなくなる

7分で読める
  • 森永 康平 マネネCEO/経済アナリスト
2/3 PAGES
3/3 PAGES

美容や化粧品について筆者は具体的なアドバイスはできないが、年明けから自分の体を使って筋トレやダイエットの実証実験を行っているため、健康食品などについてはある程度のアドバイスはできる。

錠剤やカプセルを飲むだけで筋肉がムキムキになることや、激やせして腹筋が浮き出るようなことも基本的にはない。適度な有酸素運動、一定以上の負荷をかけるウェイトトレーニング、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠、これらを満たしたうえで最低でも数カ月続けていくことでしか結果は出ない。

言い方を変えれば、よくわからない錠剤やカプセルにお金をつぎ込まずとも、これらのことさえ実行すれば、誰でもそれなりの体つきにはなる。

美容グッズや金融詐欺にも共通しているが、楽してやせたり、簡単に稼げることはほぼない。「必ず/絶対」などの表現にも気をつけたい。

詐欺とは言えないが…

金融リテラシーが高まると投資詐欺の被害に遭いづらくなると思うが、それ以外にも幅広い知識をつけていくことで、詐欺全般から身を守ることが可能になる。

最近、筆者の知人が巻き込まれたのが詐欺とは言えないが、限りなく詐欺に近いサークル活動のようなものだ。とくに何かを買わされたり、入会料金があるわけではないが、何かしらのタイミングで食事会のようなものに誘われる。

当然、食事会自体はお金がかかるが、実際に食事が出るわけで、場所代もあるだろうから、それ自体は普通である。その場に集まっている人たちはみんないい人であるという。ただ、話を聞いていると全員が公務員や会社員というよりは、個人事業主ばかりだったという。

食事会は毎月行われているようだが、そこに参加している人たちのあらゆるサービスを受けるように言われるらしい。それはコンサルティングだったり、コーチングだったり、ファッションコーディネーターだったりとさまざまだ。

食事会のメンバーとの関係を壊したくないため、あらゆる人たちの提供するサービスを受けて、そのたびにお金は取られてしまう。サービスを受けているのだから、その対価を支払うのは当然だが、問題はその行動のモチベーションだ。

本当にそのサービスを欲して対価を払うのであればまったく問題ないが、人間関係を壊したくないからというのはおかしな話だろう。

こういうこともあるから気をつけるようにと知人の大学生に伝えたところ、すでに大学でもそのような被害はあるらしい。大学の垣根がないサークルで、不定期に飲み会や旅行に行くらしいが、ある程度距離感が縮まってくると、個別に色々なイベントに誘われて、どんどんお金を吸い取られてしまうらしい。

一瞬でも怪しいと思ったら深入りしないことが大事だ。もし深みにはまりそうなら、親など信頼ある相手に相談すべきだ。親も子どもが18歳になり、大人の仲間入りをしたとはいえ、判断力や知識が不足しているということを念頭におき、子どもとは日常においてお金や詐欺についての話を共有しておくことが重要だろう。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象