現役のアルミ車両には変わり種、かつ貴重な存在といえる車両がある。大阪寄りの先頭車両が「3066」の4両編成(3066号編成)。白地に赤と黒ラインの入った塗装のボディーは一見すると鋼製車体に見えるが、実は姫路寄りの先頭車両(3638号)以外の3両はアルミ車だ。
単に「塗装されたアルミ車」という珍しさだけでなく、この編成の3066号・3067号は同社のアルミ車両の歴史において重要な車両だ。1981年に造られたこの2両は「新工法のアルミ材(大型薄肉押出形材)を多用して構造を簡略化し、自動溶接で組み立てることでコストを抑制した」(車両担当者)という試作的な車両。この新工法によるコストダウンの実現で、その後の山陽電車の車両はすべてアルミ製になった。
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