東大王が実践「スキマ時間で詰め込む」凄いやり方 限られた時間を最大限活用する勉強法とは?

拡大
縮小
ながら勉強を最大活用するには、「準備」と「ゲーム化」が大事だと筆者は語ります(写真:Yana Tikhonova/gettyimages)
2022年3月に、東京大学と人気番組『東大王』(TBS系)を卒業予定の紀野紗良さん。一見すると「天才」「次元が違う」と思われてしまう経歴の持ち主ですが、本人は勉強に関する才能は持っておらず、素質がないなりに悪戦苦闘した結果、手に入れた「効率の良さ」が最大の武器になったと語ります。
21年間生きてきた中で得た“効率の良さを極めるためのノウハウ”を詰め込んだ著書『勉強「しなきゃ」が「したい」に変わる 成績が上がる学びの習慣』から、一部抜粋・再編集してお届けします。(前回の記事はこちら

スキマ時間活用法①「ながら勉強」をフル活用しよう

24時間の中で、学校にいる時間(授業を受けている時間)以外に「したいこと・すべきこと」をどう入れ込むか?

これを考えるとき、キーポイントになるのが「スキマ時間」です。どんなにスケジュールが詰まっていても、数分~10分単位なら捻出できるもの。コンビニのレジで1~2分待つときでさえ、単語の1~2個くらいは覚えられそうです。

待ちながら、移動しながらなど、スキマ時間活用には「ながら」がつきものです。

でもその語感とは裏腹に、集中すればたくさんのことをインプットできます。私は中高時代、電車通学の20~30分をたっぷり活用していました。もしも通学中、座席に座れるなら、宿題などの「書く勉強」もできるでしょう。

ただ、実際には電車やバスが混んでいて座れないことも多いと思います。そういうときにおすすめなのは、立ったままできる「覚える勉強」です。プリントを小さく折って読んだり、単語帳を開いたり、ノートをパラパラとめくったりという勉強です。

私が毎朝利用していたスクールバスは、満員電車並みに混んでおり、整理券の機械の上に立っている人まで。しかし、どんな状況であれ貴重な時間なので、立ったまま暗記用メモを見て勉強していました。

次ページスキマ時間学習には「準備」も大事
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
Netflixが日本での「アニメ製作」を減らす事情
Netflixが日本での「アニメ製作」を減らす事情
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT