「なんとなく亜鉛サプリを飲む人」に潜む危険性 必要な栄養素をサプリで補うのは正しいが…

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人の体はそれぞれ異なります。

ほかの人に効くサプリメントが、必ずしも自分に効くとは限りません。

ほかの人には必要な栄養素でも、あなたには十分足りていて、サプリメントで摂っても意味がなかったり、摂りすぎになってしまったりすることも。

また、アメリカのデータでは、健康寿命の長い人のほうが医療費も安く済むというデータもありますが、自分の体を把握したうえで、正しくサプリメントを用いることが求められます。

まず自分に必要な栄養素を正確に知ること

サプリメントを利用するうえで大事なのは、まず、「自分にはどのような栄養素が必要か」を把握することです。

近年、「サプリメント外来」を開設する病院が、徐々に増えつつあります。

サプリメント外来では、数カ月おきに血液検査や尿検査など行って、医師が患者さんの栄養状態を解析し、どのような栄養素を補う必要があるかを判断します。

これまで、「テレビや雑誌、本で、健康にいいと紹介されていたから」「この症状にはこのサプリがいいと聞いたから」「友だちにすすめられたから」といったあいまいな理由でサプリメントを選んでいた人や、「サプリメントを利用したいけれど、何を飲んだらいいかわからない」という人は、できればサプリメント外来を利用し、まずはご自身の体の状態を正確に把握してみましょう。

そうすれば、本当に必要なサプリメントを選ぶことができます。

もし、あなたが「なんとなく亜鉛サプリだけを飲んでいる」、「人にすすめられたから飲んでいる」としたら。

〇本当に必要な栄養素を補充することができていない

〇栄養不足を放置した結果、不調につながるリスクがある

〇体が活性酸素の増加と攻撃に耐えられず、老化し、病気のリスクも高くなる

といったリスクが潜んでいるのです。

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