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子どもの国語力を「下げる親」「上げる親」の話し方 東大理三に3男1女を入れた佐藤ママの声かけ

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  • 佐藤 亮子 「東大理Ⅲに合格した3男1女」の母
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また「はい」「いいえ」や「好き」「嫌い」の二択になるような声かけも、子どもの考える力を伸ばすことができません。小学生になると、「うちの子は国語の記述問題が苦手で、なかなか点数がとれない」と悩むお母さんは多いですね。そんな子どもには、「はい」「いいえ」で答えられる質問ではなく、「主人公は友達にあのように言われて、どう思ったと思う?」「主人公は、あのとき本当は何をしたかったと思う?」という考えさせる質問をしましょう。

まず子どもに考えさせて、その後、自由に考えを話させてください。自分で考えられること、自分が思ったことを話せるようにすることが、記述力の基礎になります。そうやって普段からお母さんの問いかけに答えるうちに、子どもの頭の中で書くべきことが次第にまとまってきます。それらのことを文章にする練習を何度も繰り返すと、記述式問題が得意になります。

強い立場から一方的に命令しない

子どもに考える力や伝える力を身につけさせるには、親は質問の仕方だけでなく、子どもに対する伝え方にも気をつける必要があります。

たとえば、子どもに習い事や問題集などをやらせたいときに、「○○しなさい!」と命令しているお母さんも多いと思いますが、親の強い立場から子どもに命令するのはNGです。特に、子どもがやりたくないことを、「○○しなさい!」と言って、無理矢理させるようなことは避けましょう。立場が弱い子どもは、強い口調で言われると言い返すこともできず、嫌々ながらも従うしか術がありません。

親に命令された内容が子どもにとって納得できるものならまだいいのですが、「どうしてやらなくてはならないのか」と、子ども心に納得できない場合もあります。納得できないことを無理強いさせられると、子どもの心の中に親に対する不信感が生まれます。

そのようなことが何度も続くと、言い返すことができないまま、親に対する不満が少しずつたまっていってしまいます。

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【理由をわかりやすく説明する】

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