最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社 対象に加わった外資系コンサルが軒並み上位に

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ランキングに戻ろう。3位は、国際石油開発帝石から社名変更したINPEX。石油、天然ガス事業を海外で展開することから、留学経験者など海外で活躍したいと考える難関大生から支持され、高い入社難易度となっている。採用判明数の減少と連動して難関大の比率が高まり、昨年の19位から大きく順位を上げた。

6位の日本経済新聞社も昨年の21位から順位を大きく上げている。「新聞離れと言われるなか、デジタル展開に力を入れ実績を上げていることから、難関大生の目に将来性を期待できる企業と映っているのでしょう」(清水社長)。

8位は三菱地所で9位がKADOKAWA、10位には日本政策投資銀行が入った。ベスト10圏外で大きく順位を上げたのは、66位から14位に入った東京ガス。インフラ企業人気に加え、天然ガス事業を通じてカーボンニュートラルな社会構築に貢献できることが、難関大生の注目を集める要因のようだ。

業種別では不動産の難易度が上昇

「業種別・入社難易度ランキング」を見ると、近年難化が進んでいるのは不動産で、直近の3年間で27位→5位→1位となっている。

不動産の人気の要因について清水社長は、「街づくりや土地開発事業などを手掛けることから人気が高い業種。早慶上智やMARCH(明治大、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)など、平均難易度が高い首都圏の私立大からの入社が多いので、連動して入社難易度も高くなる」と、話す。個別の企業を見ると、8位三菱地所、13位三井不動産、17位東急不動産、21位東京建物などがランキング上位に入っている。

業種別で2位の広告や3位の放送、4位の商社の順位は高位で安定。広告は19位博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ、42位電通。放送は、18位テレビ朝日、32位フジテレビジョン、54位テレビ東京などがランクインしている。

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