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14の精神疾患と闘ってきた47歳彼女の壮絶な半生 ライター歴24年、初めての単行本に込めた願い

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  • 村田 らむ ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター
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瀧本さんは知らなかったが、普通は1年かけて断薬するところを、1カ月で断つという無茶なプログラムが組まれていた。

もちろん、半端ではない苦痛が襲ってきた。

幻覚で現れた男に殺されそうになったり、体中に虫が這い回る感覚に襲われたりした。

そしてとにかく腹が立って暴れたし、死のうとした。

「さすがに退院した後はしばらくはリタリンはやめていました。ただ行きつけの病院に行ったら、何も言わずに『はい』ってリタリンを渡されてしまったんですね。もちろん、その時に『もういらないので』って断れば良かったんですが、奪い取るようにして持ち帰ってしまいました」

そして再びリタリンを摂取する日々が始まった。ただなるべく少ない摂取ですむように気をつけていた。

リタリンの使用が止められ、合法ドラッグへ

その後、リタリンはうつ病などの治療薬として使用が停止されることになった。つまり睡眠障害、ナルコレプシーではない瀧本さんはリタリンを手に入れることができなくなった。

ネットでは、

『瀧本さんが出演したテレビ番組の影響から、リタリンに対する処方が厳しくなったのではないか?』

と噂されていた。もしそれが本当だとすると、瀧本さんは自分がテレビに出たことによって、リタリンを手に入れることができなくなったといえる。

「それで薬全般をやめれば良かったんですが、合法ドラッグに流れました。当時は悪いことをしてる感覚は全然ありませんでした」

合法ドラッグとは、麻薬指定されていないドラッグのことだ。大麻、覚醒剤、コカイン、などではないが、それと似たような効果が得られる。ただし、なんの成分が入っているのかはよくわかっていない。当然、どんな副作用が出るかもわからない。法律には引っかからないが、危険度は覚醒剤と同じか、それ以上だと言われている。

だが流行りはじめた頃は、みんな気軽に手を出していた。

その危険性は徐々に認識され、合法ドラッグ→脱法ドラッグ→危険ドラッグと厳しい呼び名になっていった。

「当時はそんなに危険なドラッグだとは知らなくて、めちゃくちゃに依存してました。もちろん激しい副作用が出るようになりました。家にいると悪口が大音量で聞こえるんですね。となりの部屋の住人が悪口を叫んでいるんだと思いこんで、菓子折り持って謝りに行ったらキョトンとされたこともありました。その時、はじめて大音量で聞こえてくる悪口は幻聴だと自覚しました」

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