次のページで、iPhoneの種類、色、容量を選んだあと、受け取りたいアップルストアを選択する。予約が可能な場合、「続ける」のボタンが表示されるので、これをクリックしよう。次に、認証のため、携帯電話からSMSを送信する。画面に表示された電話番号に、認証用のアルファベットと数字からなる文字列をSMSで送ると、返信がある。自分の携帯電話番号と、返信されたSMSに書かれた登録コードを入力しよう。来店日時などは、その後に選択する。
予約の流れが通常の購入とは違って少々複雑だが、これだけで8800円の割引を受けられるのは大きい。ただし、店頭での機種変更は、キャリアが設定した機種変更手数料が2200円から3300円かかるため、実際には5500円から6600円程度の割引になることは念頭に置いておきたい。それでも、10万円のiPhoneなら5%引きだ。ただし、支払いがアップルストアの店頭になり、先に挙げたAppleギフトカードをApple IDにチャージしてしまうと利用ができない。アップル貯金として残高を貯めてきた人は、この点に注意しておきたい。
特価販売を見逃さない、特定モデルは一括1円に
キャリア各社がiPhoneを“激安”で販売していることがある。モデルは限定されてしまうが、これを見逃さずに買えば、割安にiPhoneを入手できるため、積極的に活用したい。ここ最近多いのが、iPhone SE(第2世代)の値引き販売だ。店舗にもよるが、番号ポータビリティを使えば一括で1円から10円程度の価格で入手できるケースもある。2019年10月の電気通信事業法で割引が2万2000円までに制限されている中、なぜこのような価格でiPhoneが販売されているのか。
その理由は、回線契約と関係なく、本体価格を大幅に値引いているからだ。2万2000円までの規制は、あくまで回線契約とひも付いた割引。もともとの本体代に3万5000円程度の割引をつけたうえで、回線契約とひも付いた割引を2万2000円いっぱいまで出せば、iPhone SEならタダに近い価格になる。そのため、番号ポータビリティをしなくても、その他の割引は適用され、64GB版のiPhone SEが2万円程度で購入できる。
大手キャリアと契約している人限定の割引と思われがちだが、実際には端末単体でも購入は可能。契約者に限定した端末の販売は総務省に禁止されているためだ。格安SIMや大手キャリアのサブブランド、オンライン専用ブランドを契約していても、お得な価格でiPhoneを買うことができるというわけだ。大幅な値下げはタイムセール的に行われていることが多いため、家電量販店などに通ってみるといいだろう。特に土日や祝日など、集客が見込めるタイミングがお勧めだ。
ここで例として挙げたのは第2世代のiPhone SEだが、より新しいモデルが格安で販売されているケースもある。iPhone 12 miniやiPhone 13 miniといった在庫の多い特定のモデル限定だが、最新モデルに近い端末が格安で販売されているのは驚きだ。常時割安な価格で販売されているわけではなく、購入できるかどうかは運にも左右されるが、春商戦は携帯電話の契約が最も伸びる時期なだけに、値引きの機会も増える可能性が高い。ネットで話題になることも多いため、アンテナを張っておいてもよさそうだ。
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