20名の社員離反がサービス設計の原体験
トークノートの小池温男氏は会社を経営して13年目。最初は飲食店を経営し、3年で4店舗に拡大。飲食店経営を続けながら、2006年からは成果報酬型求人事業に参入した。
「数億円の銀行借り入れと友人からの出資で、成果報酬型求人事業を垂直立ち上げしようとしました。一気に社員も20名採用。よしやるぞ!と思った時に、ジョブセンスという成果報酬型で祝い金がユーザーに支払われるサイトが出てきました。当時私が手掛けていた成果報酬型求人事業は応募課金で、思想が似ているなと思いました」
ジョブセンスとは最年少上場を果たした村上太一氏率いるリブセンスの最初の事業であり現在も基幹事業だ。2006年当時はジョブセンスと競合だったという。
「当時学生だった村上さんが私を訪ねてきました。私たちの方が金も情報も人も経営経験もある。最初話を聞いた時は、『似たようなことをやっていますね』と上から目線で言ってしまったことを覚えています。負けるわけがないと正直舐めていました」
その後ジョブセンスは着々と売り上げを積み重ね、リブセンスは2011年に上場。一方の「負けるわけがない」と思っていた小池氏の事業は成長が鈍化する。
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