Xperia Z3の質感、実はiPhone6を凌駕 ベルリンからプラハへ、製品レビューの旅<1>
意図したわけではなかったのだが、この旅を始めた直後の9月9日にアップルがiPhone 6シリーズとApple Watchを発表。旅を終えて帰国した20日にはiPhone 6と6plusを受け取ることとなった。
製品のスペックや機能紹介は、メーカー自身の商品サイトを含め数多くの情報がすでに出てきている。ここでは利用シーンに合わせた、それぞれの使用感を中心に、iPhone6との比較も交えながら、話を進めたい。
消えたキャリアのロゴ
9月下旬、日本の主要携帯電話3キャリアが今年年末商戦に向けた端末のラインナップを発表。今回、旅を共にしたXperia Z3は、全キャリアから発売されることも明らかにされた。筆者が使ったZ3は欧州向けグローバル版だが、日本向け端末では地上デジタル放送受信やおサイフケータイ対応などが行われている。
風の噂に「今度のXpeia Zは全キャリアにラインナップ。同時に、アップルと同様に本体にキャリアのロゴは表示されなくなるらしい」と聞いていたのだが、確かに背面へとキャリアロゴが移動していた(ソフトバンクモバイルは、これまでもグローバル機ではキャリアロゴを入れなくなっている)。
わずか1年ほどで3世代目となったXperia Zシリーズだが、ここに来て大幅に完成度を上げてきた印象だ。大手メーカーのAndroid端末として、クアルコム製の上位プロセッサを採用するのは当たり前のことで、動作周波数の最高値が0.3MHz向上したSnapdragon 801を内蔵しているといっても、大きな関心は引かないかもしれない。スペック向上は前世代(Z1からZ2)が大きく、今回はマイナーチェンジとの印象を持っている方が多いだろう。
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