iPhone6、「SIMフリー版」が人気なワケ 契約先を替える予定がない人もSIMフリー

拡大
縮小
表参道でのハイタッチ!

9月19日に、アップルの新型スマートフォンiPhone 6、iPhone 6 Plusが発売となった。午前8時より、アップルストア各店舗や家電量販店、携帯電話会社のショップで一斉に発売となった。筆者は午前6時より、アップルストア表参道を取材した。

米国・カリフォルニア州クパティーノ市で9月9日発表された2014年版のiPhone 6、iPhone 6 Plusは、2年ぶりとなるフルモデルチェンジが施されたスマートフォンだ。これまで4インチだったディスプレイを4.7インチ、5.5インチに拡大され、Androidスマートフォンの優位性の1つを崩すことに成功したデバイスだ。

米国や日本でも、画面の大きなスマートフォンを利用したいユーザーは、選択肢としてAndroidデバイスを選ぶしかなかった。そうしたユーザーがiPhoneのエコシステムに流れ込んでくることが予測され、非常に大きなインパクトが起こる可能性がある。 既にその兆候は出始めている。予約を開始から24時間で世界で400万台の予約を受け付けた。また米国では、5.5インチのiPhone 6 Plusは、1カ月待ちが予測されるほどの人気だ。アップルは9月末締めの決算を迎えることになるが、10月に発表されるこの数字に注目しておきたい。

一週間前から行列

アップルストア表参道は表参道と青山通りの交差点から、神宮前方向に1ブロック進んだところにある。行列はここが起点となっており、先頭は1週間前から行列が始まっていた。

アップルストア表参道は2014年6月にオープンした日本国内では最新の直営店であり、最大の店舗面積を誇る。これまでの銀座を旗艦店としていたが、今後は旗艦店という扱いをせず、地域に合わせた展開をしていくという。今回、当日販売分のiPhoneは、表参道店により多く集められたという情報が事前に流れ、行列も長く伸びた。

次ページ長く続いた行列
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT