アリババIPO、最後に香港でロードショー

<動画>欧米で完売、中国の富裕層は買えず

欧米の投資家を中国に呼び込む玄関口としての役割を何度も果たしてきた香港にとって、これはすでに大きな打撃だった。すぐに大量の反省と分析が行われ、例えば証券取引所の著名なCEOの一連のブログも調べられた。

しかし今、きらびやかなリッツカールトンホテルに多くのファンドマネージャーが集まり、同社の株式のオーダーブックはすでにほぼ完売したという。どうやら欧米の投資家たちがアリババのパイの大半を手に入れたようだ。

中国の超富裕層に属する投資家ならば、海外に持つ資産からアリババ株を購入したり影響を及ぼしたりできる。

なぜ中国人が投資できないのか

しかし、中国本土に住む普通の投資家たちは疑問を口にし始めた。なぜ、中国人である私が中国の会社に投資をできないのか、と。中国の消費者たちこそが、オンラインで何百万ドルもの買い物を続けてアリババの成功を支えてきたのだ。

これからも、中国本土の投資家たちは、政府の厳しい規制のために海外の株式を直接購入することができない。

さしあたり、アリババの上場は、国際社会におけるこの国の正味の比重が極めて急速に大きくなっている輝かしい実例としてもてはやされるであろう。しかしながらここ香港では、こと資本市場と投資の世界に関する限り、依然としてニューヨークが世界の中心に位置していることを思い知らされたのだった。

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