錦織選手と日経平均の運命的な関係 【今週のマーケット】安倍首相、黒田総裁に足りないもの
先週末のNY株は、今週のFOMCを警戒して下落しました。8月の小売売上高0.6%増に反応した金利上昇が嫌気されました。しかし、業績相場での金利高は、短期的反応としては当然であり、逆にNYマーケットの強さを感じます。
日経平均は、25日移動平均上方かい離1~3%のゾーンで展開するジリ高相場になっていますが、大きく変わる国内材料はなさそうです。12日の金曜日の瞬間かい離は2.9%で、目標達成感もありますが、今が売り場かと言うと、そうではないと考えます。
海外イベントは目白押しだが、波乱はない?
当然のことながら25日移動平均自体が上昇しているので、そこから1~3%のゾーンも上昇して行きます。先週は1週間上がり続けたため、25日移動平均の価格は、8日の月曜日 の1万5,418円35銭 から、12日の金曜日には 1万5534円53銭 へ動きました。
今週の25日移動平均は週初の15560円から、週末には1万5640円前後になりそうです。週初のかい離1%は1万5715円程度、週末のかい離3%は1万6109円。今週のレンジは1万5700円~1万6100円と予想されます。
今週は、日本では大きなイベントなどはありませんが、アメリカでは注目のFOMC(イエレン議長会見は17日の水曜日)だけでなく、その前後にも重要なイベントが目白押しです。9月のNY景況指数、8月鉱工業生産、小売り関係や住宅関係の各種指標、8月のCPIその他など、書き切れないほどです。
また週末は、G20財務相・中央銀行総裁会議も開催されます。これだけの予定を書いておいて、梯子を外すようですが、株価に大きなトレンド変化はないと考えます。アメリカの金融引き締め、日欧の「1周遅れの緩和期待」と言う構図は、マーケットの基本的なところでがっちり織り込まれていると思うからです。
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