錦織選手と日経平均の運命的な関係 【今週のマーケット】安倍首相、黒田総裁に足りないもの

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惜しくも全米オープン準優勝に終わった錦織選手。だが、株式市場にとっては、ここまで縁が深い選手も珍しいかもしれない?(ロイター/アフロ)

日本中を熱狂させたテニスの錦織圭選手(24)が、アメリカから「凱旋帰国」しました。ご存じの方も多いと思いますが、兜町も全米オープンの準決勝・決勝前後は、連日の大盛り上がり。機関投資家も個人投資家も、その多くがトレーディングに身が入らないくらいでした。錦織選手と関連のあるファーストリテイリングや日清HD、WOWOWなどの銘柄も急に動意づくなど、錦織パワーは兜町も席巻したのです。

錦織選手の誕生日は、日経平均史上最高値の日

実は、兜町が盛り上がったのはもう一つ大きな理由があります。それは錦織選手の誕生日が1989年12月29日だということです。この日は、証券関係者だったら知らぬ者がいないといってもいいかもしれません。なんと、日経平均株価の史上最高値の日(終値で3万8915円)なのです。

市場関係者は「錦織選手が頂点に・・」と、何か因縁めいたものを感じ、皆が興奮したのかもしれません。24歳の若者は惜しくも準優勝に終わりましたが、世界の頂点にチャレンジしたのです。

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